Q&A
教員免許状の取得方法がわかりません。どうすればよいですか。

免許状の取得方法は、新入生ガイダンスや各学部の教職履修ガイダンス(一部学部で実施)で説明します。詳細は入学時に受領した所属学部の履修案内(履修の手引、修学の手引)に記載されていますので、各自でよく読んで、不明な点があれば、各学部の窓口に問い合わせてください。

就職全般に関しての質問については、就職・キャリア支援センターでも相談にのってもらえます。また富山大学ではアクセシビリティ・コミュニケーション支援室(http://www3.u-toyama.ac.jp/support/communication/)も設置されております。障がいのある学生の教採支援にも手厚いサポートを行っています。富山県・石川県では障がいのある学生の採用を積極的に行っており、そうした学生の教採支援も積極的に行っています。もちろん教採に不安のある学生の皆さんの支援も手厚く扱っていますのでお気軽にお立ち寄り下さい。

教員採用試験について面談指導は受けられますか。

富山大学では、富山県の校長経験者を特任教授として招聘し、志願書の書き方・集団討論について教採セミナーを例年開講しています。本教職総合支援センターWebサイトのコンテンツから、それぞれの先生方に連絡をとって個別面談をうけることが可能です。

教職大学院ではどのような資格が取得可能ですか

富山大学に設置されている大学院教職実践開発研究科には、専門職学位課程として教職実践開発専攻が設置されています。

教職実践開発研究科では、富山大学と富山県教育委員会の強い連携・協働体制の下、学校現場が抱える今日的教育課題について深く理解し、高度な専門性と実践力、高い課題解決力を備えた、“チーム学校”の牽引役となるスクールリーダーの養成を目指します。

この課程では教職修士(専門職)を取得できるほか、すでに所有する小、中、高等学校の一種教員免許状について、専修免許状に上進することができます。

教員免許を取得するために必要なものを教えて下さい。

次の①~③を満たした上で各都道府県教育委員会への授与申請を行う必要があります。

① 基礎資格

② 所定の科目(単位)の修得

③ 介護等体験(小・中学校教諭のみ)

基礎資格とは何ですか

基礎資格は、一種免許状の場合は学士、専修免許状の場合は修士の学位をいいます。

所定の科目とは、どのような科目ですか。

教育職員免許法と教育職員免許法施行規則で定められた教員免許状の取得に必要な科目です。教員免許の種類によって異なりますが、主なものは次のとおりです。

 

① 教科及び教科の指導法に関する科目

学校で教える教科の内容そのものと教科の内容を効果的に教えるための方法を学びます。

 

② 教育の基礎的理解に関する科目等

教科を問わず学校の教員として必要な共通的な内容を学びます。教育実習もこの科目に含まれます。教育実習の詳細はQ&A 00を見てください。

 

③ 大学が独自に設定する科目

②に準じた内容で大学が独自に設定する教員となるために役立つ科目です。この枠で修得が必要な単位には、①教科及び教科の指導法に関する科目や②教育の基礎的理解に関する科目等の最低修得単位数を超えて修得した単位をあてることもできます。

 

④ 教育職員免許法施行規則第66条の6で定める科目

学校教員となるに当たり、教員としての様々な専門知識・技能以外に、一般教養として身に付けておくべき内容を学ぶ科目です。

 

具体的な授業科目は免許の種類と学部によって異なります。詳細は以下のリンク先で確認して下さい。

 

https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/teacher-training-25.pdf

教職課程における介護等体験とは何ですか。

義務教育に携わる教員が、個人の尊厳と社会連帯の理念に関する認識を深めることが重要性であることから、教員としての資質向上と学校教育の一層の充実を図るため導入された体験活動です。特別支援学校と社会福祉施設(老人福祉施設、障害者支援施設等)において、7日間にわたり障害者や高齢者等に対する介護、介助、交流等の体験を行います。

なお、幼稚園や高等学校の免許状取得には必要ありません。

各都道府県教育委員会への授与申請はどのように行うのですか。

教員免許状の授与申請には,在学生の申請を大学がまとめて都道府県教育委員会へ行う「一括申請」と個人が都道府県教育委員会へ直接行う「個人申請」があります。

富山大学では、大学が設けている教職課程の内容に沿って全ての単位を本学で修得した場合に卒業直前期に大学で一括申請を取りまとめて行っています。一方、別の大学でも単位を修得しているなど本学の教職課程に沿わない形で単位を修得している場合は、原則として個人で申請を行うことになります。

教員免許状取得に関するお知らせはどのように通知されますか。

富山大学では教採を目指す学生に向け情報発信用のメーリングリスト(富大きょうなろML)とX(旧Twitter)(@kyounaru)を運営しており、これらのお知らせから以下の情報等を受け取ることができます。

 

・教職セミナー開講情報

・教育実習実施要綱

・教職に関する文部科学省からの通知

・介護等実習体験実施要綱

・各都道府県教育委員会の募集要項

・教採試験模試情報

・生協書籍部の教員関係書籍入荷情報

・教職大学院情報

 

メーリングリストは週に一度、X(旧Twitter)では情報更新の度に配信します。メーリングリストへの加入は こちら をクリックしてください。また、X(旧Twitter)は@kyounaruをフォローしてください。

介護等体験に関するお知らせは、どのように周知されますか?

教育学部(人間発達学部)、人文学部、理学部、都市デザイン学部の方については、各学部の掲示板にお知らせを掲示します。また本Webサイトの他「富大きょうなろ」X(旧Twitter)で配信します。

介護等体験終了後に受領する「証明書」はどうすればいいですか?

介護等体験終了後、受入施設が必要事項を記載、押印した証明書が、介護等体験者に交付されます。この証明書は、介護等体験に参加したことを証明するもので、小学校免許及び中学校免許の教員免許状申請の際(4年次の卒業前)に必要となります。原則、再発行はできないものであり所属学部の教務において保管しますので、受領後速やかに提出してください。

介護等体験に参加したいのですが、いつから具体的な手続きを行えばいいですか?

介護等体験については、通常、小学校、中学校教員免許状取得を希望する1年生を対象に1~2月頃「介護等体験オリエンテーション」を行っています。このオリエンテーションに参加していない場合は、申し込みを認めていませんので、出席必須としています。

教員免許を取得するために必要な実習期間を教えてください。

幼稚園,小学校,中学校の教員免許を取得するための教育実習は、120時間(概ね3週間、4単位分)の実習が必要です。

高等学校,特別支援学校の教員免許を取得するには、60時間(概ね2週間、2単位分)の実習が必要です。

また、実際の実習時間に加え、1単位分の事前・事後指導があります。

複数の教員免許状の取得を目指す場合は、一部の単位の流用が可能です。詳細については、詳細については、各学部の履修の手引きを確認してください。

教育実習予定校をどのように決定すればよいですか?(教育学部附属学校園での実習を除く)

富山大学の教職課程では、母校における教育実習を認めておらず、取得する免許種に応じて、富山県内の小・中・高等学校において教育実習を行いますが、教育実習校の決定方法は、教育学部と教育学部以外の学部で異なります。

教育学部以外の学部は、3年生の6月頃に教育実習に関する説明会を開催し、翌年に教育実習の申し込みを受け付けます。実習予定校については、大学と富山県教育委員会が協議の上割り当てますので、実習予定校を指定することはできません。その後、教育実習を申し込んだ学生を対象に、3年生の9月頃に説明会を開催し、割り当てられた教育実習予定校を伝達します。その後、同一実習校の学生同士でグループを作り、実習予定校への訪問の上、内諾をもらってくることになります。

教員採用試験の情報はどこで手に入れることができますか

最新の情報については、この教職総合支援センターのHP上で公開しています。各都道府県の教員採用情報、教職大学院の情報、『教職課程』、『教員養成セミナー』といった雑誌については、教育学部就職資料室(教育学部第1棟2階)にて観覧できる様に用意しています。また各都道府県の実施する教員採用試験の過去問題については、大学生協書籍部で取り扱っています。入荷の度に本Webサイト及びセンターX(旧Twitter)「きょうなろ」で案内いたします。